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日々のどうでもいいこと発散場所(腐オタ発言ありますので嫌な方注意してください)

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無題



下の話の補足


すごく短いです。



彼が倒れて間もなく、老人が訪ねてきた。


なぜタイミング良く現れたのかは良くわからないが、薬を持ってきたのだという。

黒い革の鞄から瓶に入った液体と、注射器が取りだされる。

老人は手際よく処置を始めた。


アイバーは何気なく、その液体の瓶に書かれているラベルを見た。


「!!」


慌てて老人の方を見ると、今まさにそれを打とうとしているところだった。


「ちょっとまってくれ」


不躾とは思ったが、老人の手を制し、注射器を取り上げた。


「…あんた、何をしようとしてるかわかってるのか?」


「もちろんですよ」


老人はあたかも当然のように穏やかな口調で答えた。


「これは…俺の記憶が間違っていなければ、劇、薬だろ…っ…」


背筋が寒くなった。少しでも量を間違えると死に至る薬だ。


「私が量を間違える事はありません」


「…っ」


「この方が望むのであれば、私はどんなことでもするつもりです」


「だからって…!」


「私も辛いのですよ。わかってください」


それ以上は何も言えなかった。

 

(…俺は、ただの同居人だ…)


―彼の人生に干渉することはできない。

 

無言で立ち尽くすアイバーを見て、老人は穏やかに微笑んだ。


「あなたは、この人を大切に思って下さるのですね」


「え…」


「覚悟はありますか?」

 

―彼を受け止める覚悟が。

 

アイバーは口元を引き締め老人を真っ直ぐ見返した。

 


「彼の事を少し、お話ししましょう」







++++++++++++++



あにさまの事だから、無理して強いお薬遣ってるんじゃないのかな、っていう妄想;;;;



もう少しでクライマックスかもしれない(?)


どうなるのこの先;;;
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